インドネシア旅行記 2日目
山に近いボロブドゥールは想像以上に風が強くて薄着で行くと寒かった。
ジョグジャカルタ(インドネシア)→ボロブドゥール(世界遺産)→ジョグジャカルタ(インドネシア)
くたくたに疲れた状態で迎えた二日目の朝。一泊500円程度の安い宿にもかかわらず一人部屋かつ朝食までついてくる快適使用。チェックインも無事に済ませ、すがすがしい朝を迎えられました。
ホテルにはテラスも有り、インドネシアらしい景色を楽しむことができる。
下の階にはスーパーも併設されており文句なしです。ただ一つ、気になる点があるとすれば交通の便が若干悪く、大きなバスターミナルや鉄道駅から遠い点。もちろん近くにバス停はありますが大きなギワガン・バスターミナルへは40分ほど歩きます。
インドネシアの住宅街を歩く。未知の土地の町歩きはわくわくする。
赤道直下の南国らしい風景が続く。朝は日差しも弱く、乾燥していてすがすがしい。
水田が広がる光景はヨーロッパなどでは見られない。まさにアジア特有。
ギワガン・バスターミナルからは直接ボロブドゥールに行けないらしく(地球の○き方には書いてあったのに)市内交通で北のジョンボル・バスターミナルへ。料金は驚きの50円弱。
エアコンが効いていて快適なバスの車内。
40分ほどでジョンボルバスターミナルについてここで乗り換えました。
東南アジア特有のごちゃごちゃした道路をひたすら二時間すすんでいく。
小さなマイクロバスでの長旅も終わりバスターミナルに着いた。
ここからは歩いてボロブドゥールまで向かいます。途中でバイタクやタクシーの勧誘がやたらうっとうしかったですが、歩いて10分程度で入り口に着くのでチャーターの必要は無いでしょう。やけにきれいに整備された入り口が見えてきます。
ボロブドゥールの入り口付近は整備されている。
押し売りはしつこくは無かったが、露天商人はもはや東南アジア名物。
ボロブドゥールのチケット売り場。ここでチケットを買う。外国人は左側の入り口へ。
ボロブドゥールやプランバナンはインドネシア国民と外国人観光客でチケットの値段が異なります。その分ウェルカムドリンクのサービスや織物のプレゼントなどが有り豪華な仕様です。ちなみにプランバナンとのセット券も有り、明日まで有効なため今回はこちらを購入しました。
入り口には大きな木が生えていたのが印象的だった。
あこがれのボロブドゥールが見えてきた。朝方なので観光客もまだ少ない。
ボロブドゥール寺院遺跡。まだ朝早い時間だが、さすがに観光客の姿も多い。
インドネシアは国民のほとんどがヒンドゥー教ですが、ボロブドゥールは仏教寺院という不思議な場所です。よく保存されており、壁画等には細部までこだわりが見られました。頂上部のストゥーパは混雑時は入場制限がかかるほどの人気スポットですが、お盆期間にもかかわらず比較的空いているように感じました。
壁画にはそれぞれ神話の物語がテーマとして掘られている。
いよいよ頂上部分です。ボロブドゥールはかなり山肌に近い位置に有り、風が強く吹いています。夏のお盆期間で、しかも赤道直下の国とあってかなり薄着で観光したのですが、
頂上付近は山風が思ったより強く、空気も乾燥しているのでとても冷えました。想像以上に寒かったボロブドゥールでした。
頂上部のストゥーパは不思議な雰囲気を醸し出している。
山に近く、思ったよりも風が強かった。そして寒かった。
頂上部は空いていた。混雑時はここで入場規制がかかることもあるという。
ボロブドゥールは出口までもかなり距離があり、お土産を押し売りする人々が詰めかけます。切り絵や民族工芸品などが大半ですが、女性は特にしつこく詰め寄られている印象でした。いらない物ははっきりいらないと強く言う必要があるように感じます。
この出口ゲートまでたどり着くのが一苦労。
このあと駐車場に抜けるまで、この通路を抜けるのにもう一苦労。
ボロブドゥールの見学自体はわりとすぐ終わり、まだまだ時間があったので周辺の寺院も回ることにしました。とても歩いて行ける距離ではないので出口付近のバイタクと交渉しました。ムンドゥッ寺院とパオン寺院を見学した後バスターミナルまで帰りRp.70000。少し多めに出しましたが、急に態度が良くなり快適に巡ることができました。日本円で数百円程度なので面倒な交渉は気にしなくていいのではないでしょうか。
パオン寺院は街の中にこじんまりと建っている寺院。
ムンドゥッ寺院は丈夫な大きい寺院。ボロブドゥールに来る途中に少し見える。
レリーフ壁画が美しい外装。そして大きさもかなり大きい。
内部にはジャワ美術の最高傑作と称される仏像が残る。
異世界のような遺跡群を余すところなく見て満足したので帰ることにしました。バスターミナルからジョグジャカルタまでは、ジョグジャカルタ付近で渋滞に巻き込まれ行きよりも大幅に遅れました。2時間半ほどでようやく帰ってきましたが、小さなバスにぎゅうぎゅう詰めの地獄と、エアコンのない暑さとでほとほと疲れ果てました。
やっとのことでジョンボル・バスターミナルに到着した。ここからギワガンに帰る。
ホテルまでの道のりを帰っていく。夕暮れも国が変わればいつもと違った風景。
のどかな田舎道をぶらぶらしながら帰る。ゆったりとした時間が流れる。
ホテルに帰宅した後はシャワーを浴びていったん休み、地元のスーパーなどを散策しました。しかし、
アルコール類は一滴たりとも売っていないんですね。
徹底したイスラム教国にはおそれいりました。イスラム教徒いえば猫。帰り道に遭遇しました。そういえば帰りのマイクロバスが野良の子猫を轢いたのですが、少し大事になっていました。
飲食店前の猫二匹。少しやせている様子。
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