スペインの新名所!ロンダのヌエボ橋
12日目 世界遺産8/47ヶ所
モロッコからスペインへの入国を果たした翌日、モロッコでのハードスケジュールと、無事にスペイン入りした安心感からか予定より大分寝坊してしまいました。
アルヘシラスからグラナダへ出る鉄道は3時間おきにしか出ていないので、11時45分の電車に乗って移動します。
綺麗なホールとわかりやすい英語表記にほっとしました。
このアルヘシラス駅は現在改装中らしく、途中の駅まではバスで移動するのだそうです。待合室にいた親切なおじさんがバス乗り場を教えてくれました。
チップを要求されない!!というのもあらためて国が変わったことを実感させてくれます。
駅の目の前にあるバス。これで途中駅まで振り替え輸送です。
名も知らぬ駅で乗り換え。清潔感にあふれた電車です。
電車もバスもモロッコとは違い、綺麗で人も少なくリラックスできました。車窓には地中海沿岸らしいオリーブ畑が広がります。
2時間ほどかけて今日の目的地、ロンダにやってきました。ここのヌエボ橋はアンダルシアを代表する絶景スポットであり、人気の観光地なのだそうです。
世界遺産では無いのですが、ガイドブックで見た写真にすごく興味を引かれましたし、グラナダまでの通り道にあるので寄り道することに。
こぢんまりとしたロンダ駅。アンダルシアではそこそこ大きな街です。
おしゃれな町並みのロンダ市内。橋までは徒歩10分ほどです。
ヌエボ橋につきました。観光客が大勢居るほか、普通に車も通ります。
ヌエボ橋は上から見ると普通の橋なのですよ。
さてこの橋、建築はなんと18世紀。橋桁の高さは98mととんでもなく高く、そして美しい橋なのです。
上から見てもかなりの迫力があります。
その美しさは下から見るとよく分かるとのことなので少し下って展望台に向かいます。
展望台に降りる道すらもなんだかロマンチックに感じます。
展望台から見たヌエボ橋。確かに、絶景です。
ロンダ渓谷とヌエボ橋。実際に見ると感動もひとしおです。
道ばたに咲く黄色い花が春の陽気を演出し、おだやかでのんびりした気分でしばらくその絶景に見入ってしまいました。
橋桁の方まで近づける小道があったので散歩がてら向かってみます。
ヌエボ橋の橋桁は非常に太く、丈夫に作ってありました。
ロンダ渓谷にはグアダレビン川という川が流れています。
下の滝壺も見た目以上に落差があるため、迫力があります。
ヌエボ橋の反対側はこのように開けた景観が広がります。
新市街と旧市街を繋ぐ、市民にとってとても重要な橋でもあります。
ヌエボ橋の景観は世界遺産級であると思うのですが、絶景と言うだけでは登録要件を満たさないことがあります。(ドイツのノイシュバンシュタイン城なども)
ヌエボ橋は17世紀の建築と歴史がありますが、その建築が時代を象徴する特異的な物である、有名な歴史上の人物または事件と関連がある、などさらに深い要件を見いださなければならないようです。
ロンダには他に見どころもないのですが、スペインのアンダルシア地方は比較的闘牛が盛んであるため小さな闘牛場がありました。
現存するスペイン最古の闘牛場なのだそうです。
座席部分など自由に歩き回ることができます。
闘牛場のバックヤードも見学できるのがなかなかおもしろかったです。
闘牛の準備用の小部屋。一頭ずつ部屋が割り当てられているようです。
闘牛士が練習する少し大きめの部屋。砂には牛の足跡も見えました。
闘牛そのものはここでは開催されていないものの、闘牛についてとても勉強になりました。それほど興味は無かったのですが、後の旅で絶対に闘牛を見たいという目標ができました。
さて、ロンダにずいぶんと長居してしまいましたが、17時発の電車に乗ってグラナダに向かいます。
また工事区間があったためかバスに乗って振り替え輸送でグラナダ駅を目指します。車窓は一面すっかりオリーブ畑です。
また名も知らぬ駅でバスに乗り換え。振り替え輸送でグラナダへ。
ロンダから2時間ほどでグラナダに到着しました。
久しぶりに感じる都会的な空気。アンダルシアの大都市グラナダです。
町並みがヨーロッパの都会風でとても美しいです。
路線バスで学生の多い安ホテル街に向かいます。実は泊まった宿のあるアルバイシン地区はグラナダの世界遺産登録範囲でもあります。
宿に荷物を置き、日が暮れる前に少しだけグラナダの街を散策します。
ヨーロッパのおしゃれな街角。さすが観光地グラナダです。
まだ開いていたのでグラナダのカテドラルも見学しました。
やや気分がぼーっとしてきたので宿に戻ります。連日の移動と観光の無茶がたたったのか、のどの痛みと鼻水が若干出始めました。どうやらカゼを引いてしまったようです。
8人部屋だったのですが、同室の7人が友達同士なのか夜中までうるさく、寝心地は最悪でした。スペインに入国してから風邪気味で体調が悪くやや雲行きが怪しいです。
明日は世界遺産、グラナダのアルハンブラ・ヘネラリーフェ・アルバイシン地区を巡ります。
つづく。
少し長い旅行記となりますが、基本的には月水金の週3更新を目標に執筆する予定です。
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