マラケシュのメディナ 【モロッコ】 日帰り難易度と行き方

マラケシュのメディナの行き方

日帰り難易度★★☆☆☆

旧市街中心部ジャマ・エル・フナはいつも活気にあふれている。

マラケシュはモロッコの南部、サハラ砂漠の西部に位置します。

カサブランカからは電車で4時間程度でマラケシュ駅に到着します。カサブランカ空港からマラケシュに向かう場合、途中駅で乗り換える必要があります。

マラケシュのメディナのリスト

「マラケシュのメディナ」として世界遺産リストに指定されているのは、城壁に囲まれた旧市街区、および郊外のメナラ庭園、アクダル庭園です。また、登録文に記載されている建物には以下のような建物があります。

  1. クトゥビアモスク/Koutoubia Mosque
  2. アグノウ門と城壁 /ramparts, monumental gates
  3. エル・バディ宮殿 /Badiâ Palace
  4. ベン・ユーセフ・マドラサ / Ben Youssef merdersa
  5. サアード朝の墳墓群 /Saâdians tombs
  6. バヒア宮殿 /Bahia Palace
  7. ジャマ・エル・フナ広場 /Jamaâ El Fna Square
  8. アグダル庭園 / Gardens of Aguedal
  9. メナラ庭園と椰子園 /Ménara and the Palm Grove
  10. 入り組んだ小道、住居、スークとフォンドゥーク /tangle of lanes, its houses, souks, fondouks

地図にまとめるとこんな感じです。

1.クトゥビアモスク /Koutoubia Mosque

マラケシュの街の中心地は後述するフナ広場です。イスラム教のモスクには、高い塔があることが多く、ミナレットという名前があります。クトゥビアのミナレットはモロッコでも3つの指に入るほど大きな塔で、遠くからも見つけることができます。フナ広場からは歩いて10分弱で、大きな道路を渡った先にあります。モスクは祈りの場でもあるため、内部はイスラム教徒以外は立ち入ることができません。

クトゥビアのミナレットはフナ広場からも見える。

夜はライトアップされ、行き交う人々を見守っている。

フナ広場からまっすぐ行った先の大きな道路を渡る。

 

 

近寄るといっそう存在感を増すミナレット。高さは77メートル。

2.城壁とアグノウ門 /ramparts, monumental gates

マラケシュのメディナ(旧市街)は全体が薄茶色の壁に囲まれた構造をしています。この壁の内部が旧市街として世界遺産に認定されています。アグノウ門は明確な記載がありませんが、細かな装飾が施された重厚な門は見事です。フナ広場からはやや離れ、南へ20分ほど歩いた位置にあります。

手前側が城壁の外で、整備された道路が通り交通量も多い。壁の奥が旧市街。

薄茶色の城壁と門。旧市街に入る入り口は複数ある。

朝日とアグノウ門。朝は逆光なので写真は夕方以降がおすすめ。

アグノウ門。近づいてみると細工が微細に施されているのがわかる。

3.エル・バディ宮殿 /Badiâ Palace

ポルトガルに支配されていた港を奪回することで勢いづき、繁栄したサアード朝が全盛期のころに建設された宮殿です。現在では破壊され、廃墟に近い形になっていますが、広大な敷地の中は大きな中庭と水浴場のような物も見て取れます。入り口がとてもわかりにくいので注意が必要です。エルバディ宮殿の入り口は、フナ広場からまっすぐ南下した先の広場から大きな門を超え、右に曲がった通路の先にあります。Google Mapでは入り口と違う場所に案内される可能性があるので注意してください。

エル・バディ宮殿の全景。大きな壁に囲まれた中に中庭がある。

エル・バディ宮殿の中庭。

エル・バディ宮殿の南側。当時の地下牢の跡がある。

宮殿南側の遺構にはきれいなタイルが残る。

4.ベン・ユーセフ・マドラサ / Ben Youssef merdersa

フナ広場から北側に向かってスークの中を30分ほど進むと近くのモスクのミナレットが見えてきます。ベン・ユーセフ・モスクの前を右手に曲がり、まっすぐ進むと正面にマラケシュ博物館が見えてきます。その隣がベン・ユーセフ・マドラサですが、筆者が訪れた2018年4月時点では工事中のようでした。

5.サアード朝の墳墓群 /Saâdians tombs

エル・バディ宮殿と同じくサアード朝時代の君主の墓があります。入り口はとても狭く、細い通路を通って中に入ります。後の王の代に複数の建物で囲んでしまったため、1917年に上空から見た際にようやく再発見されたのだとか。フナ広場からは南に歩いて30分ほど。内部の通路は狭く、ツアー客も多く混んでいるので朝早いうちに訪れると見学しやすいと思います。

入り口は大きなミナレットが目印。この写真の右手にチケット売り場がある。

サアード朝の墳墓群。

柵内のお墓でくつろぐ猫。イスラム教では猫を大切に扱う風習がある。

“12円柱の間”は大人気。朝の10時過ぎからこの行列ぶりである。

12円柱の間。白い柱とタイルのモザイクは言葉を失うほど美しい。

 

6.バヒア宮殿 /Bahia Palace

イスラム様式の大きな宮殿で王宮の士官の私邸として建てられました。4人の妃と24人の侍女に囲まれて生活をしていたということからも、豪勢な暮らしぶりが偲ばれます。特に水平方向に広く、中庭や噴水のある部屋ががたくさんあります。マラケシュの他の建物と比べると知名度も高く、中はたいへん混雑します。フナ広場からは20分ほど歩いて南に進みます。大きな広場に出ますが、そこから左手に曲がると入り口が見えてきます。人だかりができているのですぐわかるでしょう。

入り口のチケット売り場からは林の中を歩いて行く。

イスラム様式の装飾は細やかで目を奪われる。

噴水のある中庭。土曜日の朝からこの人出。狭い部屋は混雑する。

広い中庭と水色のタイル模様からは涼しげな印象を受ける。

植物がたくさん植えられた中庭もある。柑橘類が多い。

細かな宮殿の装飾はスペインのアルハンブラ宮殿と比較されるほど。

7.ジャマ・エル・フナ広場 /Jamaâ El Fna Square

マラケシュのメディナの中心部に位置し、人々の交流の中心地ともなっています。はじめて訪れたときは、人々の活気に驚かされることでしょう。数々の大道芸や出店があり、砂漠地帯に住まう人々の情報交換の場として発展してきたのでしょう。夜になってもライトで明るく照らされ、活気はさらに上がっています。また、ユネスコの無形文化遺産にも指定されています。

メディナの中心地にある広場。人の数に驚かされる。

たくさんの出店が並び、食べ物にも困らない。

人々の情報交換の場になっている。

夜になっても人通りは絶えない。

飲食店の呼び込みも激しい。ぼったくりもあるので注意が必要。

早朝のフナ広場は昨晩の喧噪を忘れ静まりかえっている。

8.アグダル庭園 / Gardens of Aguedal

マラケシュ旧市街の城壁の外側にある。南側に存在する広大な敷地がアグダル庭園です。営業日が特殊で、2018年4月時点では金曜日と日曜日にのみオープンしているとのこと。残念ながら日程が合わず入場はできませんでした。

9.メナラ庭園と椰子園 /Ménara and the Palm Grove

メナラ宮殿は旧市街から離れた西側に位置しています。中央の貯水池と、そこに映えるパビリオンが有名です。フナ広場からは徒歩40分前後で、プチタクシーやバスを使うとよいそうです。時間の関係上訪れることはできず。

10.入り組んだ小道、住居、スークとフォンドゥーク /tangle of lanes, its houses, souks, fondouks

メディナの中は侵入した敵を惑わせるため、小道が入り組んで迷路のようになっています。GoogleMapもあまり当てにはならないので迷子になりやすいです。どうしてもわからなければ、地図を見せて近くの人に聞きましょう。モロッコはチップ大国なので少額のチップを忘れずに。スークの両脇にはたくさんの店が並び、賑わっています。日本語で話しかけてきてガイドを申し出てくる人には要注意です。商品の値段は交渉制です。勇気のある人、語学に自信のある人は挑戦してみましょう。

メディナのスーク。両脇に店が並ぶ。

特産品の絨毯はベルベル人の物が有名。

入り組んだ路地。宿泊するリヤドは迎えに来てもらう方がよい。

同じような景色が続き迷いそうになる。

 

次の世界遺産へ

アイト・ベン・ハドゥの集落 【モロッコ】 日帰り難易度と行き方 / No.2

 

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