ソウルの高尾山こと世界遺産南漢山城ハイキングと江南散策 【韓国・ソウル】旅行記2日目

韓国ソウルにある全6種類の世界遺産を制覇することを目標とした旅の2日目。

ソウルの東にある南漢山城へ向かいます。

ソウル市内から1時間ちょっとでいけるとのことなので、朝早起きをしてやや早めに出発しました。

相変わらず冷たい空気が体を突き刺します。韓国の地下鉄では軍服を着た人も多く、徴兵制があることを実感させられます。

環状2号線で蚕室までいき、ここで8号線に乗り換えます。電車はそこまで混んでなかった印象です。

蚕室駅。ここまで来ると少しソウル中心部からは離れた感じがする。

長ーい通路を通って乗り換え。ソウルの地下鉄は本当に歩かされる。

8号線には”南漢山城入口”という駅もあるが、その一個前の山城駅で降りた方が便利なのだとか。

というわけでやっと山城駅に到着。地下鉄なので乗ってる時間は長く感じる。

飲食店やコンビニが建ち並んでいます。バス停はもう少し先にあります。

山城駅からは歩いて行けるのではなく、南漢山城まではバスを使います。途中で停車したりするので20分くらいはかかる印象です。

終点までいくと南漢山城散策の中心となる広場まで連れて行ってくれます。

バスの中はフル登山装備の人ばかり。韓国では今登山がブームだそうです。

20分ほどで終点の南漢山城広場に到着。ここが散策の起点となる。

ちゃんと世界遺産の石碑もありました。読みは”ナマンサンソン”だそうです。

奥には行宮があります。まずはビジターセンターで情報収集をしました。

地球の歩き方には南漢山城の地図は載っておらず、どうやって巡れば良いのか全然わからなかったので、思い切ってビジターセンターで聞いてみることにしました。

なんと、日本語を話せる方が対応してくださり、丁寧にいろいろと説明してくれました。とてもわかりやすい地図をくださり、初めて来たならこことここがおすすめ!!というルートまで考えてくれました。

その地図がこれです。見所は西側に集中しており、東側はハイキングコースなのだそうです。

東側は登山を目的とした人が行くコースなので、初めて来てここを巡りたい人にはいつも広場→北門→展望台→守禦将台→広場(行宮)というコースを案内しているのだそうです。

上の地図の青いところですね。ゆっくり散策してみることにしました。このコースも結構アップダウンがあり、道も舗装道ではなく山道のところもあったので想像していたよりも山登りでした。

そしてなにより寒いので体も動かず、全部で2時間以上はかかったかなという印象です。

さて、天気も良いのでまずは北門に向かって歩いて行きます。

本当に、わりとすぐに山門を発見しました。ガイドブックによく載っているところですね。

山の上にこうした城壁を含む城を構えるのは中国文化に似ていますね。

上の部分は木造の屋根になっています。建設は1600年代です。

さて、ここからは城壁に沿って山登りをします。かなり登ります。

道によってはこのように整備されてないこともあります。靴選びは慎重に。

目をこらすと遠くの山にも城壁が続いているのが見える。この山一体が世界遺産である。

休日なのでハイキングを楽しむ人がたくさんいた。ソウルからすぐ来れるハイキングコース。

北門から歩くこと15分ほどで展望台のあるエリアに到着した。

こうしてみると本当に山の中なのがよくわかる。このあたりは少し歩きにくい。

南漢山城から見えるソウル市内。中央にはロッテワールドタワーがそびえている。

休日というか年始なのでハイキングを楽しむ韓国人を多く見かけました。一方で、世界遺産目当ての韓国人以外の観光客の姿はほぼ見かけませんでした。

日本人にはなじみのない場所だし、わざわざソウルでハイキングをしたいという人も珍しいのでしょう。電車にバスと難易度もやや高いので欧米人とはすれ違いもしませんでした。

さらに西側の端を城壁に沿って歩いて行く。天気が良くて本当に気持ちが良い。

ここが西門。ところどころにこうした物資を輸送する通用門がある。

さらに歩くと、寒い中道ばたに人だかりができていた。何事かと思って近づいてみると、出店でした。

発電機でお湯を沸かし、カップラーメンを売るという簡易昼飯所ができていました。弁当でもなくお湯を沸かしてカップ麺を売るというところに面白さを感じました。

日本ではあまり見かけない光景ですが、けっこうこれが繁盛していました。山の上なので気温も低く、暖かく辛いもので体を温めようという試みなのでしょうか。

そのまま通り過ぎてしまったが、値段は良心的だったような気がします。

ここが守禦将台です。戦の際指揮を執るための場所であったそうだ。

敵を監視するため高い場所に置かれた。全部で5つあったが現存するのはこれだけ。

建物の装飾については昌徳宮と似ているような色使い。

朝早くから山登りをしていたのでやや疲れが見え始めましたが、この守禦将台に着いたときは満足してとても元気が出てきました。

南漢山城の見学は自分が歩いたような見学コースがベストだと思います。余裕があれば東側に挑戦して見てもいいですが、西側の山門や展望台、守禦将台を見るだけでも十分楽しいです。

なにより、このコースでも結構歩きますし、アップダウンもあるのでなかなか大変です。公園内にトイレはたくさんありますが、女性用は混雑していると思った方が良いでしょう。

山道なので靴や服装選びも慎重にしたいところです。写真のように整備されている道もあれば木の根が出張っている道もあります。

西ルートも城壁に沿って歩くことができる。天気が良ければソウル市内が見える。

山の中にはいくつかこうしたお寺が点在していました。下に雪が残っていますね。

ぐるっと西ルートを一回りして広場に戻ってきました。せっかくなので城の中心部、行宮も見ておきます。

こちらがこの南漢山城の行宮。つまり偉い人が居座った場所です。

南漢山城は公園なので基本自由に出入りできますがここだけは時間と休館日が決まっています。

こちらが本丸です。率直な感想ですと”質素”といった印象です。物寂しい感じですね。

一応いくつかの建物が繋がっている造りなのですが、昌徳宮と比べるとやや狭い印象。

もちろん歴史的な場所なのですが、いまいち見所もぱっとしませんでした。

唯一興味を引いたのはこの地下遺構。南漢山城の前身は李氏朝鮮以前の建築なのだとか。

ひととおり見ましたが、撮った写真も少なくあまり印象に残ってはいません。やはり見るなら山の上に長く続く城壁や山門、守禦将台がおすすめです。

ひととおり見学してほどよい疲れもあり、十分に満足できたのでバスに乗って山城駅に帰ります。始発なので帰りのバスでも座ることができました。

他の国では見られないような独特な景観が見られた南漢山城は大満足でした。またソウルに立ち寄ることがあれば、登山装備で東ルートも攻めてみたいと思いました。

山城駅は多くの人が降りるので気を張らなくても通り過ぎることは無いと思います。駅に戻ってきたので、8号線に乗って蚕室駅に戻ってきます。

ここから環状線で数駅程度で宣陵駅に着きます。

ここはソウル中心部からやや離れた上流階級の人々が住む街、江南地区。

高学歴層や富裕層が住む街で、高層ビルも多いです。一時期、”カンナム(江南)スタイル”でも歌われましたね。歩いて5分で公園が見えてきます。

ちょっと入口がわかりにくいですが、地下鉄駅側にあります。

古い記事だと入口がちょっと西側に寄っているものもありますが、近年移動したみたいです。古い入口の名残もちょっと残っていて紛らわしかったです。というか迷いました。

この案内通り歩きましょう。公園南側のやや東寄りに大きなゲートがあります。

世界遺産マークのある入口とチケット売り場です。朝鮮王陵の一部です。

入場料はだいたい100円くらい。市民の散歩コースになっているようだ。

ちなみにゲートの手前はこんなに高層ビルが並んでいます。

この陵墓周辺は公園として保存されているらしい。ほとんど観光客の姿はない。

齋室とよばれる場所。法事等の行事や準備で使用された小さな部屋です。

博物館があります。韓国に点在する他の40の王陵などの展示がありました。

近くには世界遺産マークの石碑がありました。

前日に訪れた宗廟と同じく、石の道は霊魂の通り道で見学者は右側を歩きます。

丁字閣と呼ばれる建物が陵墓の前に立っている。これも向かって右の階段から上がるという決まりがある。

丁字閣のすぐ裏手には世界遺産に登録されている陵墓が1基ある。

遠くから望遠するとこんな感じです。古墳のような造りのイメージです。

一見近寄れなさそうですが、実は陵墓近くまで登れる脇道がありました。

こちらが近くで見た宣陵です。王を守る石像がたくさん置かれていました。

江南という市街にありながら、この場所だけは静まりかえっていました。観光客の姿はほとんどなく、散歩気分で見学ができます。

こちらは2つめの陵墓、貞顕王后陵。先ほどの宣陵の妻にあたる人物のもの。

やはり同じように墳墓のまわりには石像が置かれていた。

墳墓に置かれた石像群。奥には江南の高層ビル群が見える。

3つの陵墓が保存されたこの場所は三陵公園と呼ばれ、通路も整備されている。

そんなに大きな公園ではなく、墳墓なので見所も豊富なわけではないのですが、滞在時間はゆっくりお散歩気分で1時間ほど見ておくと良いかなと思います。

こちらが最後の墳墓、端陵。3つの陵墓のうちで唯一近くまで登ることができない。

墳墓のすぐ近くにこんなにビルが建っています。王墓を見下ろすとはいかがなものか、、、

陵墓の前には丁字閣と石の道です。こちらも見学者は右の道を通ります。

端陵の墓も見たいのだけど、これくらいうーんと離れないと見えません。

頑張ってズームしましたがイマイチですね。とりあえず良しとしましょう。

この公園は夜遅くまで空いていて、入場は20時まで、閉館は21時となっています。この時間まで空いていてくれると、他の世界遺産と組み合わせて訪れやすいのでとても便利です。

今回は南漢山城と組み合わせましたが、水原華城とも相性が良さそうです。

日が暮れかけてきて、また一段と寒さが増してきました。暗くなる前に宿に撤収します。

その前に韓国っぽい辛い食べ物で暖まっておきました。

汗が止まらないくらい体がほてってきたところで弘大入口に帰ります。まだ時間が余っているので少し散歩しつつお土産を物色します。

夜のソウルはとても寒いですが弘大入口の若者は活力にあふれています。

さすがに夜の冷え込みには勝てず、早々に引き上げて就寝します。山登りに公園歩きと足を酷使した一日でした。

翌日は江華島の支石墓巡りへ向かいます。

 

次の記事はこちら

世界最小級の世界遺産、韓国江華の支石墓群巡り 【韓国・ソウル】旅行記3日目

前の記事はこちら

ソウル市内の最も手軽な世界遺産宗廟・昌徳宮巡り 【韓国・ソウル】旅行記1日目

本サイトで紹介する情報は筆者の訪問当時の現地情報となります。実際に行ってみて変更や意見等がございましたら、コメント等でお知らせいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

 

また、本サイト内の記述、画像、写真の無断転載・転用を禁止します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です