ヴァルトブルク城 【ドイツ】 行き方と難易度

ヴァルトブルク城の行き方

日帰り難易度★★★★☆

ヴァルトブルク城はドイツ中部の街、アイゼナハの山の上に位置している中世の城です。

この城は中世の“タンホイザー伝承”の歌合戦の舞台となっているほか、ルターが新約聖書をドイツ語に翻訳した場所としても有名です。

アイゼナハからヴァルトブルク城へ向かうバスは1時間に一本しかなく、山の上にあるため徒歩だと時間を要します。

また、内部は英語またはドイツ語で行われるガイドツアーに参加する必要があります

アイゼナハの行き方

アイゼナハはドイツ中部のゲーテ街道沿いに位置する街で、聖書をドイツ語訳したルターや音楽家バッハゆかりの地でもあります。

ICE特急が停車する駅であり、フランクフルト中央駅から約1時間50分、ライプツィヒからは約1時間40分程度です。

また、アイゼナハは世界遺産の街ワイマールも近く、ICEで片道45分程度です。

アイゼナハ駅からヴァルトブルク城は直線距離で2.7km、山の上にあるため歩いても45分以上は見ておくと良いでしょう。

駅前のバス停からは10番のバスがヴァルトブルク城近くまで運行していますが、本数は1時間に1本程度です。また、バス停からもやや坂を登ります。

アイゼナハ駅。町中に見どころも多く、観光客も多い。

アイゼナハはゲーテ街道沿いの街で、中世の町並みも残る。

駅前のバス停から10番のバスに乗ると10分ほどで山の上まで行くことができる。

ヴァルトブルク城までは山道が続く。行きはバス、帰りに歩いて下るのであれば楽。

ヴァルトブルク城前のバス停。ここから城までは少し上り坂が続く。

バス停から城までは階段と上り坂が続く。

最後の階段を上るとヴァルトブルク城が見えてくる。

山の上にある城だが、見どころも多く観光客はたくさんいる。

ヴァルトブルク城。中世の美しい城である。

ヴァルトブルク城

ヴァルトブルク城は11世紀から12世紀にかけてアイゼナハ郊外の山頂に建てられた中世の城です。

12世紀頃にはこの城の広間に各地から歌人が集められ、歌合戦が盛んに行われました。その様子はタンホイザー伝承にて語り継がれています。

また、16世紀頃ザクセン選帝侯の元、マルティン・ルターがこの城の一室に隠れながら新約聖書のドイツ語訳を行うという偉業を成し遂げた場所でもあります。

内部の見学はガイドツアーのみとなっており、時間が指定されています。チケット売り場にて時刻が刻印されたチケットが配布されるので、時間になったら入口に向かいます。

山の上にある城で、保存状態も良く美しい。

城の中は中世の街のようになっており、中庭部分が広い。

おしゃれな建物も多く、ツアーの待ち時間も退屈しない。

ヴァルトブルク城のメインの建物。この左あたりからツアーがスタートする。

ロマネスク様式の美しい城は12世紀頃の物が残っている。

ツアーは1回で約40人前後。英語のツアーはやや混雑気味。

ロマネスク様式のアーチ構造は城内でも多く見られる。

ヴァルトブルク城見どころのひとつ、エリーザベトの間。

金色のモザイク画が特徴の非常に美しい広間である。

城内の礼拝堂。こちらは質素な造りとなっている。

絵画が描かれた廊下。談笑するための椅子も備え付けられている。

ツアーは城内をくまなく歩くので、道中の山登りと合わせて体力も消費する。

タンホイザー伝承でも語られている歌合戦の間。ここで詩歌が競われた。

広間にはタンホイザーの歌合戦の場面を描いた絵が飾られている。

歌合戦が盛んに行われたのは13世紀頃とされている。

細部の装飾も美しく、ヴァルトブルク城は城というよりも暮らすための宮殿に近い印象を受ける。

祝宴の間。大事な催し事の際に使用されてきた。

ツアー終了後は各自で橋を渡り、ルター関連の部屋へ向かう。

ルターはヴォルムス帝国議会で異端と判断され、ヴァルトブルク城で隠れながら暮らしていた。

ルターが新約聖書を翻訳した部屋。非常に質素な部屋である。

質素な部屋からはルターの努力と忍耐の様子が想像される。

ヴァルトブルク城からはふもとのアイゼナハの街が見える。

 

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