マラケシュ史跡地区のおすすめスポット3ヶ所まとめ【モロッコ・スペイン・ポルトガル】旅行記6日目

マラケシュ史跡地区のおすすめスポット3ヶ所まとめ

6日目 世界遺産3/47ヶ所

砂漠から12時間に及ぶドライブの末、ようやく戻ってきたマラケシュ。この日は3つ目の世界遺産がある町、アル・ジャディーダを目指します。

その前に、マラケシュの南側、歴史的な建造物が集まっているエリアを散策します。

昨日の大雨の影響か、朝は静かなフナ広場。地元の人が行き交います。

南側は史跡地区と呼ばれており、やや雰囲気が異なります。

サアード朝の墳墓群

アグノウ門を通り、最初に向かったのはサアード朝の墳墓群と呼ばれる場所です。代々のサアード朝君主の墓があり、中でも黄金王と呼ばれたアル・マンスールの墓は美しい装飾が施されています。

マラケシュでも人気の観光地で、早朝に行かなければ内部は混雑するそうです。ということで、開館直後の9時に入場しました。

サアード朝の墳墓群。建物は世界遺産に指定されています。

サアード朝の黄金王、アル・マンスールの墓は開館してすぐに行列ができました。

墓地でひなたぼっこをするネコ。どこか平和を感じます。

アル・マンスールの墓。白を基調としたモザイク模様が綺麗でした。

エル・バディ宮殿

続いてサアード朝の墳墓群から東に向かって歩き、大きな広場を南下するとエルバディ宮殿と呼ばれる大きな宮殿にたどり着きます。

サアード朝の黄金王、アル・マンスールが建てた宮殿で、広大な面積の建物と大きな中庭が特徴です。

後に破壊されたため現在は廃墟となっていますが、展望スペースから見る宮殿の全景とマラケシュ市内の景色は格別です。

入口はややわかりにくいですが北側にあります。

中庭の広さからも当時大きな宮殿であったことが分かります。

南側には地下牢として使用された区画があります。

展望スペースに階段で上がると、宮殿を上から眺めることができます。

北側はマラケシュの住宅街が広がっています。こちらも見応えがあります。

バヒア宮殿

史跡地区の東寄りに位置するバヒア宮殿は、19世紀後半に当時のモロッコはアラウィー朝の宰相によって建てられました。当時としては最大規模であったとされ、モロッコのアルハンブラ宮殿と言われています。

噴水のある中庭や美しい装飾など、見どころも非常に多いです。ただ、史跡地区では最も人気のある観光スポットでもあり、日中は非常に多くの人が訪れ、内部は混雑します。

混雑状況によっては見学に並ぶこともあります。

バヒア宮殿の敷地は植物が生い茂り、涼しさを感じます。

マラケシュでも人気のスポットであり、広い宮殿内も多くの観光客で賑わいます。

内部のアラブ式の装飾も美しく、時間を忘れてしまいます。

噴水のあるバヒア宮殿の大広間。タイルの色合いも美しいです。

中庭には柑橘系の植物が植えられ、気温の高いモロッコでも涼しさを感じます。

 

さて、朝の9時から見学を始めたのですが、見どころも多く混雑していたのもあり見学が終わったのはお昼過ぎになってしまいました。

昼11時半くらいのフナ広場。だんだんと人の数が増えてきていました。

宿に戻り、荷物を背負って次の街へと移動します。旧市街から出て北側に進むと大きなバスターミナルがあります。

新市街は本当に綺麗で車も多数通っており、まるで印象が違います。

マラケシュのバスターミナル。ここからいろいろな土地へ向けた便が出発しています。

アル・ジャディーダ行きのバスに乗りたかったのですが、ここで悪質な客引きに捕まり、”案内してやったんだからチップをよこせ”と危うく相場以上の大金を払わされそうになりました。

ひたすら無視してバスの近くまで来ると、彼はバスに並んでいた現地の人たちに諫められ、ようやく離れていきました。この人達はとても優しく、荷物の置き場所を教えてくれたり、席まで案内してくれました。

チップばかりのうざい国だと思っていたのですが、モロッコ人の優しさを感じた瞬間でした。

バスは予約式になっています。満席だったのでチケットは早めに取るべきですね。

バスに乗って4時間の移動。途中でトイレ休憩がありました。

バスはほぼ時間通り、17時半頃に大西洋に面した港町、アル・ジャディーダに着きました。

バスを降りると海の香りが漂ってきました。マラケシュとは雰囲気が全然違います。

10分ほど南に向かって歩いて行くと、大きな城壁が見えてきます。

この旅で3ヶ所目の世界遺産。マサガンのポルトガル都市です。

壁の中のポルトガル都市は雰囲気がやや古めかしい西洋風になっています。

この街は16世紀から200年以上ポルトガルの植民地として機能していました。

宿の場所がわかりにくかったのですが、モロッコ人の若い青年が助けてくれました。しかも、チップの要求も無く。モロッコ人の優しさをここでも感じました。

一番の見どころでもある地下貯水庫は18時クローズなので間に合わず、入ることができませんでした。翌朝にリベンジすることにして、アル・ジャディーダの街を散策します。

奥側には海側の出入り口として使用された大きな門があります。

世界遺産のポルトガル都市では、今日も普通の生活が営まれています。

海岸に出ることもできました。外側から見る城壁も迫力があります。

ポルトガル都市を出て、町の方にも繰り出してみます。

アル・ジャディーダはビーチリゾートとしても有名なようです。

また、春でしたが砂浜にたたずんでいる人がたくさんいました。

旧市街も散策しましたが、こちらは海産物もやや多く売っていました。

台車が崩れてオレンジが散乱した貴重な現場写真。もちろんこの後手伝いました。

砂漠地帯から移動し、久々の海風を感じて少し気分がすっきりします。宿の方も冗談交じりで気さくな方だったのでモロッコのイメージが少し上がりました。

宿は世界遺産のポルトガル都市の中。安宿ですが世界遺産の中で一泊しました。

今日のにゃんこ。

 

つづく。

 

少し長い旅行記となりますが、基本的には月水金の週3更新を目標に執筆する予定です。

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